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当研究室では光電子分光法により、 高温超伝導、金属絶縁体転移、軌道秩序状態などの電子同士の相関が強い電子状態の解明を目指しています。銅酸化物高温超伝導体は発見から30年ほど経過しますが超伝導発現機構は未だに解明されていません。 2008年に鉄系超伝導体が日本の研究グループにより発見され超伝導研究は新たな展開を迎えています。 これらの物質は電子同士のクーロン相互作用や、電子と格子振動の相互作用が強く、複雑で多彩な物性を示します。高温超伝導などの物性の起源に迫るには、電子を固体の内部から直接取り出して分析する光電子分光法が有効です。電子のエネルギーバンドやフェルミ面、 超伝導ギャップなどの電子構造の分析により、多彩な物性の起源に迫る研究を行っています。

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